アニサキス症とは?生魚を食べた後の激しい腹痛に注意|三河島駅|内科・内視鏡内科・消化器科・肛門外科|にっぽり内科・内視鏡クリニック

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アニサキス症とは?生魚を食べた後の激しい腹痛に注意

アニサキス症とは?生魚を食べた後の激しい腹痛に注意|三河島駅|内科・内視鏡内科・消化器科・肛門外科|にっぽり内科・内視鏡クリニック

2026年5月10日

・アニサキス症とは
アニサキス症は、魚介類に寄生する「アニサキス」という寄生虫によって起こる食中毒です。
サバやアジ、イワシ、サンマ、カツオ、サケ、イカなどに寄生しており、十分な加熱や冷凍処理を行っていない魚を生で食べることで発症することがあります。
アニサキスが胃や腸の粘膜に入り込むと、突然の激しい腹痛や吐き気などを引き起こすことがあり、特に刺身や寿司を食べる機会の多い日本では注意が必要な疾患のひとつです。
今回は、アニサキス症の原因や症状、予防法、治療についてわかりやすく解説します。

・アニサキスの特徴
アニサキスは海洋生物に寄生する線虫の一種です。
クジラやイルカなどを最終宿主とし、その過程で魚介類へ寄生します。人がアニサキス幼虫を含む魚介類を生で食べることで、胃や腸に侵入し症状を引き起こします。
人の体内では長期間生き続けることはできませんが、粘膜に刺さることで強い炎症反応を起こし、激しい痛みにつながります。
通常は自然に死滅しますが、症状が強い場合には内視鏡による摘出が必要になることもあります。

・アニサキスが寄生しやすい魚
アニサキスはさまざまな魚介類に寄生しています。
特に注意が必要とされる魚介類には以下があります。
サバ
サンマ

アジ
イワシ
カツオ
サケ
イカ など
アニサキスは主に内臓に存在していますが、魚が死んだ後は筋肉部分へ移動する性質があります。
そのため、鮮度だけで安全とは言い切れず、生食する際には適切な処理が重要です。

・アニサキス症の主な症状
胃アニサキス症
もっとも多いのが胃に寄生するタイプです。
生魚を食べてから数時間以内に、
みぞおちの激しい痛み
吐き気
嘔吐
などが突然現れることがあります。
「急に耐え難い胃痛が出た」という形で受診される方も少なくありません。

・腸アニサキス症
腸まで到達した場合は、症状が数時間〜数日遅れて出現することがあります。
強い腹痛
お腹の張り
吐き気
腸閉塞様症状
などがみられることがあり、診断が難しいケースもあります。
まれに重症化することもあるため、痛みが強い場合は早めの受診が重要です。

アレルギー症状が出ることもあります
アニサキスは腹痛だけでなく、アレルギー反応を引き起こすことがあります。
じんましん
発熱
息苦しさ
アナフィラキシー
などが現れることもあり、特にアレルギー体質の方は注意が必要です。

・他の食中毒との違い
アニサキス症は、一般的な細菌性食中毒と異なる特徴があります。
ノロウイルスや細菌性食中毒では下痢や発熱が目立つことが多いですが、アニサキス症では、
強い胃痛・腹痛
急激な症状の出現
が特徴です。
特に「刺身を食べた後に急激な腹痛が出た」という場合は、アニサキス症の可能性があります。

・アニサキス症を防ぐには
加熱処理
アニサキスは熱に弱く、十分な加熱で死滅します。
一般的には、
70℃以上で1分以上
の加熱が推奨されています。
焼き魚や煮魚ではリスクは大きく下がります。

冷凍処理
低温にも弱いため、
−20℃以下で24時間以上
冷凍することで死滅するとされています。
生食する場合には、適切に冷凍処理された魚を選ぶことが大切です。

調理時の注意
アニサキスは白色〜半透明の細い糸状をしており、長さは2〜3cm程度です。
魚をさばく際に目視で確認できることもありますが、完全に見つけることは難しいため、過信は禁物です。
また、魚は死亡後にアニサキスが筋肉へ移動するため、できるだけ早く内臓を取り除くことも予防につながります。

・アニサキス症の治療
内視鏡による摘出
胃アニサキス症では、胃カメラ(内視鏡)による摘出がもっとも有効です。
内視鏡で直接アニサキスを確認し、専用の器具で取り除くことで、症状が速やかに改善するケースが多くみられます。

腸アニサキス症の場合
腸に寄生している場合は、内視鏡で確認できないこともあります。
その場合は、
絶食
点滴
痛み止め
などによる保存的治療を行い、自然排出を待つことが一般的です。
ただし、腸閉塞など重症化するケースでは入院が必要になることもあります。

生魚を食べた後の腹痛は早めにご相談ください
アニサキス症は、適切に対応することで早期改善が期待できます。
特に、
刺身や寿司を食べた後に強い腹痛が出た
吐き気や嘔吐が続く
痛みがどんどん強くなる
といった症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
胃アニサキス症では、内視鏡による摘出でその場で症状が改善することも少なくありません。
気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。





















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